『バウの修理(その106 積層の破壊検査、、、む、向きが分からないOrz。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12121894945.html からの続き。。。
向きが分からないのはもう仕方がない、、、
だって、傷んだ部分は撤去し始めないとすべて分からなかったんだから、、、しかも、大きく撤去するわけにもいかず、こんな↓感じでバラバラになったんだから、、、
細かく刻んで既にゴミ袋の中だったし、、、
先日の、『バウの修理(その106 積層の破壊検査、、、む、向きが分からないOrz。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12121894945.html で破壊したのはこのゴミ袋からひっぱり出してきた分なので方向が分かるわけがない、、、
あ、いや、分からないと断言はできないか、、、まだゴミ袋はあるからすべてを出してまたパズルをすれば、、、
いやいや、そんなことはやってらんね~かな???
ということでサンプルの記録写真もかなり撮ったのでこのサンプル↓をさらにカットした、、、
としたのが、火曜日、、、どうも天気が怪しくなってきたし、神戸大学のオフショアセーリングクラブに届けるものもあったので夕方にはサンプルを持って神戸大学へ向かおうと車に乗るとポタポタポタ、、、
偶然のタイミング!神戸大学へ行く用事がなければ雨の中バウハウスの中で破壊検査してたよ
水曜日はお世話になっている業者さんのお手伝い。。。破壊検査の続きをしようと思っていたけどとても遅くまでお手伝いをしていてジムにも行けず。。。
2016年1月28日、木曜日。
持って帰ってきたサンプルを倉庫で破壊して積層の構成と繊維方向を確認します。
このピースの上半分は単板みたい、、、下半分は下のほうからテーパーになった木材の先が間に入っている。。。
オリジナルの積層と僕が追加で積層した間辺りにノミを入れると、オリジナルのトライアクシャルの積層が分かれ、トライアクシャルの積層が3層あることが確認できた、、、
その3枚の積層のもう一つ表側にカッターできっかけを作り、ノミを入れるとWoven Eグラスクロスが確認できた。。。
これでとりあえず、オリジナルの3層のトライアクシャルのEグラスと僕が積層した分の剥離に成功。。。
僕が積層した分のほうは中々剥離してくれないビルダー指定のエポキシ樹脂『HT9000』が建造時に使ったエポキシより固いのだろうか???それともウェットオンウェットで積層したから完全に一体化しているということだろうか???
カッターで層間に切込みを入れてみたり、ペンチでグリグリと曲げて剥離を引き起こしてみたりさいたけど、、、???
表から、、、エポパテ21→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ステム前面のみダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(左上から右下→右上から左下)?→Woven Eグラスクロス→トライアクシャルのEグラス(左上から右下→右上から左下→縦)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→バルサ。。。
という構成&繊維方向だと思うけど、、、”?”の部分がある、、、
まあ、これはガンネルレベルでダブルバイアスのEグラスがデッキから左右へ巻きこんでいる分と、ステムから左右へ巻きこんでいる部分との境目だと思うけど。。。
確信がないので、、、
どうも分裂した両面にWoven Eグラスが貼り付いているような、、、ブログを書いている今、気が付いた。。。
表から、、、エポパテ21→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→Woven Eグラスクロス→トライアクシャルのEグラス(左上から右下→右上から左下→縦)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→バルサ。。。
だと思っていた、、、これでも一番上のピースと比べるとガンネルレベルでダブルバイアスのEグラスがデッキから左右へ巻きこんでいる分と、ステムから左右へ巻きこんでいる部分との境目がないことが確認できた。
でも『バウの修理(その91 ステムヘッドの応急修理 後編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12062967928.html で貼り付けたダブルバイアスのEグラスのレイアウトが分からなくなったけど、、、
全然思い出せない。。。
まあ、いいか〰、、、少なくてもフェアリングフィラーだけ削りだしてオリジナルの積層は足付け程度しかサンディングしていないことだけは確かだから。。。(・・。)ゞ
更に確認するために上から4つ目のピースも破壊してみよう。。。
この部分、『バウの修理(その91 ステムヘッドの応急修理 後編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12062967928.html でグラインダーを使っている時に波が入って削り過ぎちゃったところなんだよね。。。
上の写真の上の黄色い線の部分の切断面を見てもぴったりと段が付いている部分が、、、
上の写真の下の黄色い線の切断面を見ると、完全に木材にエポパテ21を直接塗っているようなくらい間のFRP薄いし。。。
結局この部分も内側の積層があるかどうかわからなかったな~、、、あるはずなのに、、、まあ、バルサを剥ぎ取った船体側にあってサンディングして削り落としてしまったんだろうけど。。。
木材のほうからノミを入れると柔軟性のないエポパテ21は割れて落ちた、、、
ここも簡単に分裂、、、でもさっきのとは裂け方が違ってトライアクシャルのEグラスの繊維間で裂けたみたい、、、な、感じ、、、???
確認すると、さっきのと同じ構成、、、
表から、、、エポパテ21→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→Woven Eグラスクロス→トライアクシャルのEグラス(左上から右下→右上から左下→縦)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→バルサ。。。
これで、『バウの修理(その106 積層の破壊検査、、、む、向きが分からないOrz。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12121894945.html で破壊検査した、この↓部分とトライアクシャルのEグラスの構成と繊維方向が同じだということは確認できた
こうなりゃ、ついでだ!これ↓も破壊してみよ!これを破壊するとトライアクシャルのEグラスのオーバーラップが正確にわかるはず!
カッターナイフでオリジナルのフェアリングフィラーとオリジナルの積層の間にノミが入るきっかけを作って、ノミを入れると、、、裂けた
裂けたのはオリジナルのフェアリングフィラーとWoven Eグラスクロスが一緒にトライアクシャルのEグラスの層と裂けたみたい。。。
ということで、Woven Eグラスクロスとフェアリングフィラーをカッターナイフで裂いてみる、、、上手く裂けた
次はトライアクシャルのEグラスが3層になっている部分と2層になっている部分と1層になっている部分を見極めるために裂いてみよう
1層になっている部分はステムを巻きこむようにバルサに、、、
その上にステムから70mmほど後ろまで2層目を貼り付け、、、
さらにその上に2層目を50mmほど巻きこむように3層目が貼りつけられている、、、
ん~、、、普通表側に大きく巻き込むと思っていたんだけど、、、ベースは一番下か、、、
ほとんどのFRPの書籍を読むと小さいのは下、それから徐々に大きくしていくように書いてあるんだけど、、、
ただ、ウエストシステムのチューチューブには大きいのを先に貼って、徐々に小さく貼っていくように書いてあるんだけど、、、
つまり我が艇のステムは一般的な考えとウエストシステムの考えが同居しているということになるのかな???
あれ?2層目のトライアクシャルの積層の向きが上のほうと違うぞ
表から、、、エポパテ21→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→ダブルバイアスのEグラス(右上から左下→左上から右下)→Woven Eグラスクロス→トライアクシャルのEグラス(左上から右下→右上から左下→縦)→トライアクシャルのEグラス(左上から右下→右上から左下→縦)→トライアクシャルのEグラス(横→右上から左下→左上から右下)→バルサ、、、
になってる
継目がどこか探そうかな?
あれこの部分、裂けたと思っていたWoven Eグラスクロスと、僕が積層したダブルバイアスのEグラスの間にもう1層WovenEグラスが貼ってある。。。???
おっ!カッティングシートは糊残りなく綺麗に剥がせそうだぞ
しかし繊維の向きはわかったけどどうもWoven Eグラスクロスの枚数が、、、ひょっとして裏層にバルサを貼って、それからトライアクシャルのEグラスを貼り重ねて、その上に1枚Woven Eグラスクロスを貼って、更にその上に単純に木材を貼りつけてから、カバーだけのためにWoven Eグラスを木材を巻きこむように巻いて、更にその上に同じように木材を貼りつけてからもう一度Woven Eグラスクロスを貼りつけたんじゃないだろうか???
だって、僕が貼りつけたダブルバイアスのEグラスの下からWovenEグラスクロスが出てきて、その下には3層のトライアクシャルのEグラスが出てきただけだから、、、
もしそうなら木材が2重に貼ってある部分のハルサイドにはWoven Eグラスクロスが3重になっている部分があるはず。。。
やっぱりフォアーステイのテンションはこの3層のトライアクシャルのEグラスだけで持っていたのかもしれない。。。
その上に2重に貼りつけた木材はやはり単純に水中浮遊物にぶつかった時の衝撃緩和なのかな???
し、しまった~余り気にせず破壊が終わって写真を撮ったやつゴミ箱の中だ〰
捨てるか捨てないかだいぶ悩んだんだけど、、、
明日はゴミあさりから初めてWovenEグラスクロスの層の再確認だな。。。
『バウの修理(その108 〇〇)』へ続く。。。