『バウの修理(その105 ステム再生のための厚みチェック。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12120815505.html からの続き。。。
『バウの修理(その104 パズルで確認。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12120369266.html の次の日、、、
2016年1月22日、金曜日。
ハーバーに行くのが遅くなり、作業を始めるとドンドン暗くなって来て寒くなってきた。。。
暗くなると綺麗に写真で記録が残せない。。。
頑張って破壊検査をして繊維方向を確認し始めたんだけど。。。
土曜日は、『バウの修理(その105 ステム再生のための厚みチェック。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12120815505.html 、、、
日曜日は寒さと強風でギブアップ、、、パートナーとのんびりキャビンでストーブを着け毛布に包まりながらジブリ3本を観て、帰る頃には水道が凍結していた
寒すぎてお鍋の準備や片付けも大変なのでラーメンを食べてから帰る。。。
月曜日は、免税軽油の報告と再申請に行って、ちょっと時間が中途半端だったのでジムのトレーニングシューズを買いに行っただけ。。。
低空過ぎる飛行だな~
ということで、気を取り直して、、、
2016年1月26日、火曜日。
まずは土曜日に忘れていった角度定規でステムの角度をクワ型の治具から取る。。。
79度。。。
金曜日に既に破壊は済んでいるので、検査と記録を、、、
まずはトライアクシャルのEグラスが1枚の部分、、、
FRPは面はとても強いけど”層”の間にノミを入れて金槌で叩けば小面積であれば意外と裂くことができます。。。
繊維方向を見てトライアクシャルのEグラスの貼り付け方向を探ります。。。
表層から見ると、、、フェアリングフィラー、Woven Eグラス、トライアクシャルのEグラスが、、、縦、左上から右下、右上から左下、そしてバルサという順番、、、
何度もチェックしたので間違いはない、、、
繊維方向は、、、
あっ元の向きが違う、、、
ここはラッキー左へ回転90度だ応急的に修理した仕上げのカッティングシートの継目があるから分かった~
ということで、、、フェアリングフィラー、Woven Eグラス、トライアクシャルのEグラスが、、、横、右上から左下、左上から右下、そしてバルサという順番がベースになっているということだ
つまりトライアクシャルの3方向の繊維の内2つは水平に対して斜め45度、1つは水平に繊維が配置されているということだな
次はトライアクシャルのEグラスが2枚になっている部分、、、
なかなか分かりやすく裂けたぞ
まずはフェアリングフィラーがあって、、、ここはとても綺麗にフェアリングフィラーとWoven Eグラスが剥がれたぞ、、、このWoven Eグラスとフェアリングフィラーの剥がれた面を見るとピールプライで積層を固めてからフェアリングフィラーを塗ったのは一目瞭然。
で、そのWoven Eグラスの次は1層目のトライアクシャルのEグラスの右上から左下、左上から右下、横、、、
縦、左上から右下、右上から左下、そしてバルサというのが分かる、、、んだけど、、、
全体がどの向きか分からない
このパズルの写真、、、スマホのカメラの設定が荒くてズームしてもどこだか分からない。。。Orz。。。
とりあえずトライアクシャルのEグラスが3枚になっている部分も、、、
裂いて、、、
裏側を確認すると、、、
フェアリングフィラー、Woven Eグラス、右上から左下、左上から右下、横、縦、左上から右下、右上から左下、左上から右下、、、横???、、、右上から左下???
↑どうもバルサが付いている部分と付いていない部分が境界で繊維が切れているような。。。
しかもパズルの写真と見比べると繊維はこの写真より45度ほどずらさないといけないし、、、となると、、、
フェアリングフィラー、縦、左上から右下、右上から左下、左上から右下、横、縦、横、右上から左下、縦、、、ということ???
あってるのかな???
図面にして、トライアクシャルの繊維方向確認して、トライアクシャルの裏表や上下左右を色々変えて見ないとよく分からん、、、
トライアクシャルも細い糸で3方向の繊維をまとめているだけなので動くだろうし、しかも微妙な角度で変わるだろうから完全に理解できるかどうか、、、
今から一番下を50mm更に切断して破壊検査すれば確実なんだけど、、、、そんなことしたくないしな~。。。
とりあえずステム前面の切り取った積層を破壊してみよう。。。たぶん木材の端が付いているのが下側だろう、、、
たぶんこれ↓のすぐ上の部分だと思う、、、たぶん。。。
じゃあ表の積層はどこに行ったんだ???
さらにその表側の木材と、その表側の積層も、、、
そもそも上から下へと分厚くなって構成が3回も変わっているんだから継目の2か所のオーバーラップはどうなっていたんだろう???
そもそも必要なのか???
予想通りここはトライアクシャルのEグラスが3層になっている。
フェアリングフィラー、表の積層?、木材、Woven Eグラス、左上から右下、右上から左下、縦、、、
という構成、、、
ステムの積層の向きは間違えないとは思うけど、たとえ上下が逆でも9層ある繊維方向は同じなので問題なし
ハルサイドのトライアクシャルのEグラスが2層と3層の場所が気にはなる。。。
確認のためにこの部分を破壊検査してみよ。。。
『バウの修理(その91 ステムヘッドの応急修理 後編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12062967928.htmlで削り過ぎた部分に注意して、、、
切る
木材とバルサの内側はオリジナルのまま。
木材の表側はほぼオリジナルの上にダブルバイアスのEグラスが3層だと思っていたけど4層してあるみたい。。。
下3つのブロックは削り過ぎてしまった部分がある。
なので予想通りなら木材とバルサの間には3層のトライアクシャルのEグラスがあり、木材の表面には4層のダブルバイアスのEグラスが追加した下に何層かのトライアクシャルのEグラスがあると思うのだが、、、
ハルサイドはバルサの次にある3層のトライアクシャルの上に、木材を巻きこんできたオリジナルのトライアクシャルのEグラスが何層かあり、その上に僕が積層したダブルバイアスのEグラスが2層あると思うのだが。。。
兎に角、破壊だ破壊
『バウの修理(その107 〇〇)』へ続く。。。