2018年5月14日、月曜日
新しい仲間がツイッターにこんな写真をアップしたもんだから、、、
『ソレイユ・ルボンのエンジン換装(完)』
https://ameblo.jp/oceansailor/entry-12388317638.html
”エンジンを降ろして整備したい!”
が
”エンジンを降ろして整備しなきゃ!!”
と変わったものの、、、どうやって???
2018年5月15日、火曜日
とりあえず『ソレイユ・ルボンのエンジン換装』でほったらかしだった自艇の船底をスクレパーでガリガリ、、、一ヶ月なら何とかスクレパーが止まらず腕のストロークいっぱいのフジツボが落とせる程度でした。。。
2018年5月16日、水曜日
”エンジンを降ろして整備しなきゃ!!”とは思いつつ、燃料タンクを外して横から出すという大仕事は、、、
とりあえず4月から始めた電装系のメンテナンスのために降ろしていたバッテリースペースに台を設置し、エンジンとセールドライブを切り離してオイルパンの下のエンジンベット周りを掃除することに、、、このスペースがあればここでバラせるか、、、バラしても船内に換気の方法がないのでパーツクリーナーは使えない、、、一つ一つパーツ単位で持って帰って整備して持ってくる???デッキにブルーシート???
今回赤く丸を書いたところはバッテリーを固定するための木の桟が”タッピングスクリュー”で取り付けられていたところ、、、
一部はビルダーが建造時に取り付け、、、バルサコアのハルの船底部に直接タッピングを打つなんて、、、まあ、ビルジがいっぱい溜まるという発想がなかったのかな???
一部は前オーナー時代にエンジニアがバッテリー交換した時に木の桟を取り換えて同じようにタッピングを打った場所、、、なんと!!数ヶ所もタッピングが長すぎてハルを貫通!!大馬鹿野郎!!!!
何年間かそのまま、、、99年にビルダーがカンカンになりながらも一応は外側からは修理していた、、、けど修理を見ていないから、エンジンの換装をする時にエンジンベットを切り取ったらついでにこの付近をすべてチェックして必要ならコアを入れ替えて補修&大きくエンジンルームのフロア部分全体にダブルバイアスのEグラスを2枚くらい貼り付けよ。。。
このバッテリースペースに事前に作っておいた台を置いて、、、
ケーブルなどを外して、、、
艇の”後ろ側”へ引っ張り出しました。。。
引っ張りだして、ふと気が付いたのはセールドライブの上をエンジンが越えるくらいのスペースがあるということ、、、コンパニオンウェイ下のエンジンルームの開口部は525mm、、、エンジン本体の高さは???2GMのカタログを確認すると直接冷却エンジンで一番上からクランクシャフト中心まで320mm、クランクシャフトからフレキシブルマウント取り付けのエンジンベット上まで85mm、そこからオイルパン下までは???でも110mm以内なので計520mm、、、プラスたぶん間接冷却の熱交換器くらい、、、この”以内”と”プラス”が微妙、、、
とは言っても吊り上げれるような場所はデッキ裏にはなく、例えあったとしても吊り上げ金具に接続して吊り上げる器具分なんて高さがない、、、
ジーっと見ていて閃いた!!
別に吊り上げ金具で吊らなくてもフレキシブルマウントが付いているマウンティングフート(ENGINE BRACKET)にロープをかけて吊り上げればいいということを!!
で更に閃いた!!車にエンジンを載せるように角材でも置いて引き出せるようにすればいいということを!!
で、もう一つ閃いた!!柱を作って鉄パイプを引っ掻けて吊り上げる器具を引っ掻けるポイントにすればいいということを!!
とりあえず帰りにホームセンターで2mの単菅2本、1mの単菅1本とクランプを2つ買って帰って、適当な角材の切れ端などを使って台を作り、台とエンジンルームの隔壁を固定するためのクランプを車に積み込んだ。
2018年、5月17日、木曜日
エンジンルームの奥側に台をクランプで固定して、左右の台にコの字型に組んだ単管を載せて、コンパニオンウェイ側はブームに吊っておく、、、
吊り上げる器具はとりあえず落水者引き上げ用のテークル、、、片側の単菅をターニングブロックとして引き代を稼いで105mmの角材を入れては反対に付け替えての繰り返しで40cmほど上げようという作戦、、、
右、左、右、左と繰り返すもののやはり40cmの高さに角材を順番に噛ませていっても角材の安定が悪い、、、とりあえずバックアップでシートで固定しながら上げていく、、、
助っ人に高校時代の同級生と新しい仲間、、、
15年振りに来たと思ったら相変わらずのいい奴で作業に興味深々、、、何も言っていないのに手を出そうとするのに神戸っ子のオシャレさん、、、服汚れても知らんぞ!
上げ切ったところで二人に角材を車から持って来てもらう。
その角材で滑らそうとしていたら、新しい仲間が
『単管に引っかけたままズラしてはどうでしょう!』と提案してくれました!!
確かに単管はレールと同じ!!
新しい仲間のエンジンに何故か付いていた後ろ側のマウンティングフートとフレキシブルエンジンマウント借りていたので、前後計4点を雑索で単管に縛り少しずつズラしていきます。
上手くいきました!!
コンパニオンウェイまで引きずり出せたので一度キャビンフロアに降ろして、単管を分解、チェーンブロックを取りに帰ろうとしたら新しい仲間が『このテークルで吊れるんじゃないですか?』と吊ったのが間違い、、、確かに吊れたけどめちゃめちぇ重たい!!
何とかキャビンから外へ出たけど、、、コンパニオンウェイから船尾まで運ぶだけで単管を使った担ぎ棒で3人で持ってもめちゃ重い!!
新しい仲間は『いけんじゃないの!?』という顔をしていたけど、桟橋に降ろす時に海に落としたら最悪だし、さらに先には階段が待っているのでこの日はここまで、、、外せるパーツは外して軽くしてから運ぶことに。。。
2018年5月18日、金曜日
とりあえず、冷却水を抜いて、清水クーラーを外して、フライホイールを外して、オルタネーターとスターターモーターを外しました。
これだけでも20kg以上は軽くなったと思う。。。
試しに持ち上げてみると何とか一人でも上がる、、、
レーダーアーチにテークルを取り付け、桟橋に置いた台車に載せ階段の下まで運ぶ、、、無理をせず新しい仲間が来ているのを見付けたので来てもらって単管を使って二人で階段を上げる。。。
階段さえ上げれれば持ってきた脚立にチェーンブロックを取り付けて、台車の上に載せた3JHの試運転台にエンジンを載せて、
車へ積み込む。他のパーツ&工具も忘れずに、、、
トップヘビーなのに台車が小さく固定もしていないので移動している時に倒したらどうしようとビクビクしていました!!
やっぱりクランクシャフトのフライホイル側から大分漏れている、、、
(これだけではないということにもっと早く気付けば今の苦労はなかったのに、、、)