『バウの修理(その146 バウハウスの解体。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12220948500.htmlからの続き。。。
2016年7月5日、火曜日。
『バウの修理(その146 バウハウスの解体。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12220948500.html
の最後に書いた、『何とかすべての不要なバウハウスの材料や修理の材料、道具などを2往復して運んでこの日は終了〰、、、だったはず。。。』ってのはやっぱり嘘で、この日は荷物を運んでから頼んでいたボルトナットが1日早く手配できたそうで引き取りに行って、それからもう一つ重要な部分のレストア?のために車を走らす。。。まあ、この記事は別記事で。。。
この日に新しい仲間の艇にシートストッパーを発電機で掃除機を回しながら、ホールソーやドリルを貸してあげて一緒に取り付けたはず。。。
2016年7月6日、水曜日。
たぶん、朝から先日発注して午前中に届いていたポリエチレンの板を持ってハーバーへ行きバウパルピットを取り付け、昼からは新しい仲間とF君に手伝ってもらって発電機を下して運んでもらってからバウキャビンを拭き掃除してもらう。。。
お礼は新しい仲間には先日のギブアンドテイクということで何もなし、F君には倉庫で眠っていたマウンテンバイクを大学卒業するまでの期限付き貸し。
F君は部活で長居できないらしく時間ぎりぎりまで手伝ってもらい、新しい仲間は久しぶりにF君と一緒に部活の艇に乗りに行った。。。
二人が帰ってから先日レストア完了した重要なパーツを取り付け、ポリエチレンの板を加工する。。。
ポリエチレンの板はチェーンプレートのバックプレート、固すぎず柔らかすぎず腐らないのでバックプレートには丁度いいんだろ、元々のチェーンプレートにも使ってあったので採用、、、本当はワッシャーがベタっと付くようにFRPを積層して成形したかったんだけど時間が、、、
ということで元のポリエチレンのバックプレート(↓右)のように、新しいポリエチレンの板を加工します。。。
穴を1か所開けてからステムの内側に合うようにのこぎりや鉋で成形します。。。
鉋の刃がボロボロで削れない、、、
じ、時間が〰
今日中に取り付けなきゃ〰
か、鉋〰
そういえばもう2つ鉋持ってきてたんだ、、、替えると、、、サクサク削れる〰
もっと早く替えておけばおけばよかった、、、
何度か出たり入ったりしてステムの裏側に加工したポリエチレンの板がガタつかないようになるまで調整し、、、
新しい仲間が帰って来てくれてからチェーンプレートを当て、ボルトを1本通し、新しい仲間にボルトを押さえてもらって加工したポリエチレンの板を1か所ボルトナットで固定してから、ポリエチレンに次の穴をチェーンプレートの穴とステムの穴を導穴に開けボルトナットで固定することを繰り返すこと6回でポリエチレンの板にすべての穴が開けれたので、もう一度すべてを取り外してコーキングを入れて取り付け直してチェーンプレートの取り付け完了
写真手前の4本はバウパルピットの前足の取り付けボルト、アイナットはアンカーウェルの底板を吊り下げておくための物。。。
本当はデッキ側にもポリエチレンの板を付けたかったけどタイムアウト、、、
まあ、元の構造から比べると厚み40mmオーバーのFRPの単板なので問題はないだろう。。。
ボルトはすべて”316L”のステンレス普通にホームセンターに売っているのは良くて”304”のステンレス、、、ステンレスでも316は304の倍の強度があるんだとか。。。
折角チェーンプレートを一回り厚みを増し大きくしたのに、ボルトの直径を一回り大きくしたとしてもステンレスのグレードを落としたら意味ないし、、、ホームセンターにも売っていないサイズだし、、、ということでナニワネジに発注したんだけど、、、
買いたかったのは本当は”ステンレス316六角穴付皿ボルト半ネジ”だったんだけど全ネジしか規格品はないそうで半ネジは特注になるそう。。。まあ、元々は5/16の全ネジが使われていたので10mmの全ネジでも強度は上がったので問題ない、、、当然剪断力に対しては半ネジのほうが強いんだけど、、、時間もないし応急仕上げだし、、、まあ、いいか〰。。。
六角穴付ボルトはプラスドライバーなどで締め付けるボルトより強く締め付けることが出来るらしいので採用、、、ヨーロッパのプロダクションボートではよく採用されているみたいだし。。。
新しい仲間と締め付けていると、完全に締めきった感覚が304のステンレスの材質と全く違う、、、締め切った瞬間に”カッキーン”という感じで締め切れる。。。304なら力を入れれば引きちぎれるような感覚があるのにそんな気配は全くなし
しかも作業者は『バウの修理(その92 応急仕上げ)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12062968294.htmlで手伝ってくれた新しい仲間のU君と僕、、、二人ともあの時の”ピキっ、ピキっ、、、”という音と感覚を覚えていたので”カッキーン”という感覚に感動
これで安心してメインシート、ランナー、バックステイをいくらでも引きこめるぞ
遅くなったのでU君には先に帰ってもらって僕はたぶん後ろ側のクリートの穴を304のトラスボルトにコーキングを付けて穴をふさぎます。。。前後に長いパルピットを作るまではこのままだな〰。。。
構造的にしっかりと修理できた部分は今度から316六角穴付ボルトにして他の場所と見分けるようにしよ。
んでもワッシャーはたぶん304だけど、、、まあ、いいか〰、、、316Lのワッシャーってあるのかな?
2016年7月7日、木曜日。
結局またアンカーウェルが出来ななった、、、
前回同様裏から板で仮のアンカーウェルの蓋を固定して、、、
マスキングをして、、、
間にバックアップ材を詰め込んで、、、
バックアップ材が詰め込めたら、、、
コーキングをして、、、
マスキングテープを剥がすと応急仕上げの完成
これでまた次の『バウの修理』の時に裏の板のボルトを抜いてコーキングをカッターで切れば簡単にアンカーウェルの仮蓋を外すことができる。
まだまだやることは残っているけど、少なくとも21年前に建造された時よりこの部分はかなり重た、、、強くなったぞ
今年はもう作業再開はないな〰、、、お金がないから、、、今年と来年は稼がなきゃ
レストア費用が捻出できるようになるまでは作業リストと工程を整理しておきますか〰。。。
まあ、これで明日は富山に向けて出港できるぞということでこの日にクルージングセットや燃料、次の日に食料を買い出して『タモリカップクルージング2016 富山編(往路前編、西宮→姫島』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12179846560.htmlへ行ったのでした。